1999年卒研川柳

 

林 勲男

工学部 卒研終り 春うらら

(林の初回作品:1年の 研究内容 振り返り もう一度戻ろう 我が初心の頃)

解説:ようやく,本学部での卒研が終って,春の兆しが見えてきたよと言う意味です.

 

(お返し川柳)この川柳 返しに困る 駄作なり

解説:「うらら〜,うらら〜」なんて,春うららなどと感じる余裕もなく,すでに来年度の新卒研生が決まりました.毎度のことながら,今年度の卒研生をまだ送り出してもいないのに,すでに来年度の卒研指導が始まっているなんて,とっても妙な感じです.それにしても,林君の卒研川柳,「招かれざる卒研川柳」とでも言うのかな?解説も綺麗なようだが,ありきたりだし,駄作の部類に入りますね...ほんと,お返しに困ります.

 

中原 道隆

分室で まるで念仏 ブツブツと

解説:卒研発表,第1日目.2日目に発表のぼくは大森先生のスライドチェックを終え,スライドの修正をするために分室へと戻った.大森研分室に近づくと,何やらブツブツブツブツ・・・.子供ランドグループがパソコンに向かって,一心不乱にブツブツ練習をしていた.そのかいあってか,発表前日までスライド直しをして,まともな練習をほとんどしてなかった子供ランドの発表はまるで何かに取り付かれたかのように,スムーズにやっていた.

 

(お返し川柳)念仏を 唱えて発表 無事終わり

解説:中原君の発表は,一つの点を除けば,内容的にしっかりしていました.ちょっとまずいな〜と感じたのは,彼の話し方がまるで念仏を唱えるように,声は低く,あまり抑揚がなかったことです.念仏を何度も聞くと,感染でもするのでしょうか?

 

小美濃 仁

ぶつぶつと 喋りつづける 4時間半

解説:発表の初日,初日組の人間が発表直前までパソコンの画面に向かってぶつぶつ発表練習を繰り返す姿は鬼気迫るものがありました.周りの人にはかなり不気味なものだったそうです.

 

(お返し川柳)ぶつぶつと 唱えた甲斐あり 無事昇天

解説:発表前の4時間半,集中して練習をすればなんとか本番でもやれるということを,実証したということでしょうか.でも小美濃君,練習は当たり前.これを川柳にするのはかなりのセンスが必要ですが,ま〜ま〜ですかね.なお,私は昨年もっと不気味な光景を見ているので,パソコンの画面に向かってぶつぶつ言っているくらいは,普通のことにしか感じません.あしからず.

 

沢出 健太郎

書抜きを ただただ切に 反復す

解説:当日,分室で直前まで,書抜きを見ながら必死に繰り返し発表練習している様です.

 

(お返し川柳)発表の 反復練習 当たり前

解説:この川柳,解説に心がこもっていません.もっと,その時の心情を書いてもよいのでは...今回は,発表練習風景を題材にした川柳が3件です.いいかげんにしてよ〜,と言いたい.沢出君,お返しのネタがもうありませ〜ん.これを機会に,来年度以降の卒研生に言いたい.練習は当たり前!!!こんなの川柳にするな〜〜...

 

木山 政行

叱られも 助かりもする ものわすれ

(木山のオリジナル:叱られも 助けられもする 先生のものわすれ)

解説:さすがに長い卒業研究なので,「この部分は割愛」と言われた項目だったところでも,「なんでやってこないんだ」と叱られたりすることがあります.逆に「来週までにやってこい」と言われた項目を仕上げられなくて,叱られる覚悟をしていると,先生が忘れていて,助かったりもします.どちらもそんなに度々あることではありませんが,人間社会の不確実性と,諸行無常の理をあらわす奥深い句,ということにさせてください.ちなみに,大森先生はそんなにものわすれ,激しい先生ではないと思います(東京理科大比).来年以降の人,期待しないように.

 

(お返し川柳)言ったこと わざと忘れる こともあり

解説:忙しくて本当に忘れることもあるのですが,わざと忘れる,あるいは忘れているふりをすることもあるんですよ.理由は2つあります.第一の理由は,疲れているからチェックしたくない.第二の理由は,学生の積極性を試す.木山君,注意しましょう.

 

宮島 雅史

分室の 片隅にある 我が名前

解説:大森研究室に配属になってからもう3年が経とうとしています.先日,発表が終ってから分室で待機していたときに3年前の研究室名簿を発見しました.そこには,自分の名前,それから懐かしい仲間の名前が書いてありました.それを見つけたときに,そうか,もうそんなにも経つんだな,と実感しました.いろいろあった3年間,苦しんだ3年間でもあり,楽しかった3年間でもありました.そんなことを研究室名簿を見たときに実は感慨に耽っていました.

 

(お返し川柳)3年も 名簿に載るとは 名誉かな

解説:3年間,ご苦労さん.宮島君が今回卒業してくれて,とっても嬉しい気分です.大森研の卒研原級生は,他の研究室の卒研原級生に比べると,本当にしぶとく大森研に居残るものだと感心します.過去の卒研生がこんなことを言ってました.「大森研のモットーは,来る者は拒まず,去る者は追わず」と.これは今でも生きているのですが,でも,やる気のない学生にはお引きとり頂く風潮もそろそろ作っていかないと...大森研卒研原級生の資格.それは,頑張ったがダメだったという人に与えられるのであって,頑張らないで来年もよろしくというのは,勘弁してもらいたいですね.

 

内海 和孝

発表で 頭真っ白 すいません

解説:卒研の発表では,緊張し過ぎてたいへんでした.大森先生にはもちろん迷惑をかけましたが,次に発表を始める人たちによけいなプレッシャーをかけてしまったようなので,その意味をこめて「すいません」.

 

(お返し川柳)あたま白 もっと先でも 遅くない

解説:他の人が,内海君の発表からプレッシャーを感じるとすれば,それは彼のせいではないでしょう.もちろん,発表者本人の問題です.彼に罪はなく,白です.安心して下さい.なお,頭を真っ白にするのは,もっと老けてからでもいいのでは...と思うのですが...内海君.

 

高橋 英宣

発表中  頭真っ白 すいません

(高橋のオリジナル:卒研発表中 頭が真っ白になり すいません)

解説:発表中に頭の中が真っ白になってしまい大森先生には大変御迷惑おかけしました.

 

(お返し川柳)相棒の やきもき顔が 目に残る

解説:卒研の途中でも,発表練習でも,「こいつは本当に理解して,卒研を進めてるんだろうか?」と心配しつつ,発表本番に突入.本番で,相棒である中原君の足をひっぱらなきゃいいがと念じていたけれど,やっぱ不安は的中しました.中原君が発表を彼にバトンタッチした後,私には「情けなや〜,情けなや〜」という気持ちと,中原君のやきもきする顔だけが残りました.高橋君は川柳の提出時にも,ひょっとして頭真っ白だったとか...オリジナルは川柳とはとても言いがたいですからね.

 

二本松 威

4月から こつこつやれば よかったな

解説:1年間あると思い,始めはゆっくりしすぎた.そのため残り日数が少なくなるにつれて,余裕が無くなってしまった.だから,4月から少しづつでもやっていれば,余裕を持って年明けからの仕上げが出来たと思う.

 

(お返し川柳)1年間 1年あると 思うなよ

解説:毎年,こんな川柳が一つくらいあります.進化しないこれからの卒研生諸君!本当に,1年あるとは思わないで下さい.ところで二本松君,余裕のないプレッシャーの中でこそ発揮される力を,経験しませんでしたか?

 

掘米 竜太

アプレット なぜうごかない IE4.0

解説:ビジュアルカフェのオリジナルコンパイラーでコンパイルしたCLASSファイルは何故か低いバージョンのネスケとIEで動かないという原因不明の状態がなおも続いています.この状態を改善すべく僕は製造元であるシマンテック社に電話をかけて質問したのですが問題は解決されませんでした.ブラウザに CLASS NOT FOUNDという謎のメッセージがでます.CAN NOT OPENならわかるのですが...

 

(お返し川柳)悪いのは マイクロソフトの ビルゲイツ?

解説:トラブルの原因を究明するのは結構大変です.シマンテックに電話相談したのは,すばらしい.原因が分かっていれば,もっと素晴らしかった.Windowsマシンに限れば,昨今の風潮を鑑みれば悪いのは堀米君ではなくて,悪者はマイクロソフト,ビルゲイツだということにしておけば無難なようなので,こんなお返し川柳になりました.ビルゲイツさん,こんなことでまさか怒らないですよね.

 

綱嶋 一郎

小遣いを かけた卒論 やったじゃん

(綱島のオリジナル:卒論が 終わって卒業 小遣い確保)

解説:留年したら,小遣いなしで大学に通わせると嫁さんに脅されていました.無事卒業できそうなので,小遣いが無くならずに済んでよかったということです.

 

(お返し川柳)よかったね 小遣い一割 寄付してよ

解説:綱島君,あんたの女房は強し.職業人の卒論としては若干物足りなさもありましたが,卒論を受理し,発表させてあげました.彼が今後小遣いを貰えるのは,私のお陰でもあるのですから,ちょっとよこしたらどうでしょう?

 

堀池 潤子

楽しくも はかなき二度目の 女子大生

解説:二年次に学士編入してからの3年間はあっという間でした.仕事との両立でかなり辛かったことは事実ですが,それ以上に得るものも多く,やっぱり入学してよかったなと思っています.なにより,若くてピチピチの男の子たちとた〜くさん知り合えて,お姉さんとっても嬉しいです.でも,もう「花の女子大生」と名乗れなくなってしまうと思うとちょっと残念です.そんな思いを込めて詠みました. 

 

(お返し川柳)ピチピチの Boys垣間み 授業うけ

解説:最初にお返し川柳として考えたのは「青学の 顔がみるみる 変わりゆく」でした.試験面接の時,面接でのやりとりはりっぱでしたが,いかにも青学出身のお嬢さんが理科大に来るという印象がありました.理科大入学後,堀池君の顔を時折見るにつけ,表情が険しくなってきている印象を受けました.やっぱ,理科大はきついのかな〜.でも,ピチピチの男の子たちに囲まれて理科大生活をエンジョイしてたようで,私の心配は見事に裏切られてしまいました.結局のところ,こんなお返し川柳になりました.

 

総括川柳(大森)

久しぶり 心やすまる 本発表

解説:ここ数年,発表用のスライドもチェックできない,発表練習もできない,ぎりぎりまで何も用意されていないという状況で,卒研生が本発表に臨むことが度々でした.結果,発表はガタガタ,質疑応答もガタガタと,本発表で心やすまる状況ではありませんでした.今回は,日程上の指示は守られませんでしたが,とりあえず最低でも発表用スライドをチェックできました.また,卒研生たちも,ぎりぎりまで発表練習をしていたようで,発表時には胃が痛くなるようなことはありませんでした.それなりに準備をした上で,最後まで粘ることの大切さを実証した年でしょうか.