(5)A study on sequential decision process

        A. Ohmori, H. Ikeshoji and O. Furukawa

        Int. J. General Systems, Vol. 10, 197-213, 1985(全17頁)

 

個々人の意思決定過程から経営上の意思決定過程まで,必ずしも良構造ではない(例えば,一連の決定に最適化アプローチが許されない)ような逐次決定過程に我々はしばしば直面する.そうした逐次決定過程は「うまく」進行するかもしれないし,しないかもしれない.「うまく」進行するにしても,「効率的」ではないかもしれない.これらはとりわけ,逐次決定の目標に関連した,逐次決定過程の構造的性質に依存する.

 

本論文は,良構造・悪構造,最適化・満足化を問わず,逐次決定過程を形式的方法で考察するために新しくて独創的な一般的枠組みを提供し,逐次決定過程が「うまく」かつ「効率的」に進行するためには,それがどのような構造的性質を持つべきかを明らかにしたものである.そのような構造的性質の明確化は,逐次決定過程が効率的に最終目標の達成に向けて進むように,逐次決定過程をどのように構造化すべきかの処方箋を確立していくうえで有用である.

 

査読者からは,目標追求行動の文脈で逐次決定過程を定義することへの新しくて興味深いアプローチを提供するものであり,逐次決定過程の定義およびその構造的性質は独創的であり明瞭であるとの意見を得ている.